納戸が使いにくい、台所での動きも無駄なような気がする・・
そんなDさんのお悩みを解決すべく、今日はDさん宅にお邪魔してお手伝いをすることになりました。
訪問前に
Dさんバックグランド
40代主婦。現在ご主人と高校生の息子さんの3人暮らし。一家そろってスポーツが好き。
Dさんのお悩み
- 納戸に荷物が溢れているので使いにくい
- 夫が帰宅後、コートをソファに置く
- 息子が帰宅後、リュックを玄関に置く
- キッチンでの動きに無駄があるような気がする。リフォームも視野に入れている。
Dさんのご希望
- 夫のコートをかける場所を納戸に作りたい
- 息子のリュックを置く場所を納戸に作りたい
- 掃除をしやすくしたい
- キッチンを使いやすくしたい
使いやすい納戸を目指しての作業当日
まずは問題の納戸から
以前はこんな感じでしたが、当日までにDさんご自身が頑張って下の写真のようになっていました。
- 出っ張っていた収納ケースがぴったりサイズに変えられて随分よくなりましたね♪
でもまだあるある問題点
問題点
- ▶左側ハンガーラック
- 衣類はぎゅうぎゅう詰めそのまま→出し入れしづらい
- ハンガーラック下にも衣装ケースを置いている→不安定
- ▶正面スチールラック
- アルバム→一番使いやすい所を占めている
- ▶右側スチールラック
- 季節のもの(クリスマスツリー、加湿器など)が中段の一番使いやすい所を占めている
- *でも当初ラックから飛び出ていた引き出し式収納はDさんの努力でスッキリ
- ▶足元
- *これもDさんが片付けて当日朝はなし
作業
- 納戸での作業をしやすいようにまずはハンガーラックを外に出す
- 季節のもの(クリスマスツリー、加湿器、扇風機)を玄関外の物置に移動
- アルバムはコーナーのデッドスペースに入れることを検討
- その結果、レイアウトを下図のように(左側→右側)に変えました
青色は当日購入したもの
右側:スチールラック1→突っ張り棒へ変更
パイプハンガーは使いにくいので処分。右奥にある梁を利用して代わりに突っ張り棒を購入。
これで衣類を吊るした足元も利用可能に。
手前には掃除を置く。
衣類はよく着るものだけに厳選して数を減らす。
左奥:普段はほとんど見ないアルバム用スペースとして
左奥のデッドスペースにアルバム用のオープン棚を購入。ニトリで4千円台のもの。
写真の整理をするときはキャスター付きのスチールラックを手前に移動する予定。この日は購入したものの組み立てまで至らず。
左側スチールラック2:正面から左側へ移動
季節商品を出したことによって空いたスペースにはキッチンからホットプレートとカセットコンロを持ってきて収納。
目線の高さを意識して取り出しやすいところへ。
後日ホットプレートの上に棚板を買い足しての予備プレート(タコ焼き用など)を置く予定。
その上、横には避難用リュック、ヘルメット、ランタンなど。
この時点ではまだアルバム用の棚を組み立てていなかったので、そのまま。後日、このスペースが空いたらホームベーカリーを入れる予定。
正面スチームラック1:右側から正面へ移動
入って一番に目に付くところに息子さんのリュック置き場を確保。
どさっと置いても奥の壁がキズつかないように緩衝材(いわゆるプチプチ)を貼りました。
左側は家のあっちこっちにあった引出し(同じタイプのもの)を持ってきてエコバッグなどを収納。
最下段はキャスター付きの入れ物にペットボトル収納(Dさんのアイディア)
下から2段目は大工道具などよく使うモノたち(Dさんのご希望)
上段は障子張り替えようの紙、玄関マットなど軽めのもの。
最終的にこうなりました。
終わってみて
改善した点
- 夫のコートをかける場所を納戸に作りたい→右側の突っ張り棚にかけやすくなった
- 息子のリュックを置く場所を納戸に作りたい→入って正面にスペースができた
- 掃除をしやすくしたい→パイプハンガーの脚がなくなって掃除がしやすくなった
・・・と改善されたようです。
- キッチンを使いやすくしたい→これはまた別の記事で。
依頼主Dさんの感想
- 年に1,2回しか出し入れしないものを入れていたんですね。
- キッチンのものを納戸に入れる発想はなかったです。
- 使いにくいパイプハンガーを捨てるという発想もなかった。早く処分すればよかった。
- 衣類がかけやすくなった。
- ラックの配置を変えるだけで今までなかったスペースが生まれるものなんですね。
・・と喜んでいただけたようです。
ただ今回は大きなものを動かす必要があったのでちょっとした体力と時間が必要でした。やってみようと思ったら無理せず誰かの力を借りて下さいね。
では引き続きキッチンの使い勝手を改善する記事もご覧ください。
まとめ
1.作業しやすいように足場を作る。
2.季節のものなど使用頻度の低いものを出す。
3.使用頻度の高いものを一番取り出しやすいところへ配置する。
4.デッドスペースも活用する。ただし、取り出すことも考えて手前の棚にキャスターなどをつけて移動できるようにする。
5.残りのスペースには入るものだけを入れて決して詰め込まない。
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