今回も引き続きAさん宅へ。今日は台所編です。前回クローゼット編でご紹介しましたAさんのバックグランドをもう一度。
ワンルームマンション暮らしのAさんのバックグランドとご希望
年齢と職業:30代OL、アパレル企業にお勤めの一人暮らし
こだわり:衣類が多いのはわかっているが職業柄捨てるわけにはいかない。
ご希望:部屋の中にこれ以上棚を増やしたくない。なるべくスッキリしたい。
趣味:身体を動かす、絵を描く、最近気に入った食器を集め始めた。
一番の悩み:服がどうしても入らない←これは前回一応解決。台所やその他の場所にはあまりこだわらないが食器類は自分が気に入ったものだけを使いたい。
間取りはこんな感じ。今回は台所(黄色い部分)に特化して片付けました。
キッチン 作業前:現状
収納箇所はシンク下(写真)と上部に20cm幅の開き戸が一つあるのみ。開き戸の上部は届かないため使用できず。引出しはなし。実際に使えるのはほぼここのシンク下のみ。その上シンク下特有の排水管があるので実質手前のみが有効エリア。
キッチン 作業
空にして仕分ける作業
カテゴリー別に仕分け
まずは全て出して何が入っているかを把握。
出してカテゴリー別に分けると:食器、調味料、なべ、調理道具、ラップ、乾物、お茶、水筒など。
でもここでもカテゴリーが混在していることを発見。例えば調味料とお茶類が同じ引出しに入っていたり、よく使う水筒があっちこっちに分散していたりなど。
使用頻度の確認
次に仕分けしたカテゴリーの中でAさんは何を一番使うのかを確認することから始めました。Aさんの場合:
- お茶、コーヒー類はほぼ毎日飲み、色々な種類を楽しみたい
- 水筒は毎日仕事に持っていく。季節によって大きさが変わる
- 一番使うお鍋は22cm径の片手なべ←ほぼ毎日
収納する作業
中身とご希望を把握したうえでいよいよ収納作業に入りました。
もちろんその前には棚の中をおそうじ。
おおまかな配置を決める
決め手となるのはサイズと使用頻度。
1.高さがあって使用頻度が高いもの
サラダ油などの高さがあるものを右側に一番取り出しやすいところに配置。
3か所に分散していた調味料、だしなどを全てここに集結。
するとこうなりました。
2.毎日使うものをまず手前に
Aさんが毎日使うものは:片手なべ、お茶類ということなので、たわんだプラスチック棚を思い切って処分し、その二つを前面に持ってきました。
台所に引出しがないため、収納ケース2個もそのままキープ。
残ったものを配置していく作業
あとは残ったものをどう配置していくか、そこは知恵をしぼりながら出したり、入れたり・・
①の作業 引出し(上段)のラップ類を右側上の棚へ。軽いものは上に置くの法則です。
②の作業 そこへ右側にあった食器類を移動。引出し1段を食器棚にしました。
③の作業 分散していたお茶類は引出し下段へ。
そしてシンク下はこんな感じになりました。ちなみに台所シンク下の収納についてはコチラの記事もご参照下さい。
ご参考までに上段の棚の最終版も載せておきます。
まとめ
- 中身を出してカテゴリー別に仕分けする
- 収納する時はカテゴリーごとにまとめる
- 使用頻度を確認して毎日使うものは取り出しやすい位置におく
- 高さ、大きさを考慮して配置を決める
いかがでしょうか。キッチングッズは一人暮らしでも広げてみれば結構あります。せめて引出しの一つぐらいは作ってほしい!と施工業者にお願いしたい私でした。
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