ゴミにできないモノを蘇らせる方法

モノを処分するのは大変なことです。また”処分”とは必ずしも”捨てる”ということではありません。新たに使ってくれる人を見つけるのも”処分”と言えます。そしてそれは眠っていたものを蘇らせることでもあります。

ただ処分方法がわかったつもりでもモノによっては手放したくない、手放さない方がよいというものもあります。それは思い入れがあるからです。

思い入れとは必ずしも誰々が”大事にしていた”ものだけではなく、買う時は高かったのにと値段が気になるのも一つの思い入れ、つまりモノへの執着でもあります。

そんな時、だれかに使ってもらえたり、形を変えることによって自分が使うことになればこんなにいいことはないのではないでしょうか。

面倒がらずに楽しむつもりで取り組めば、要らなかったものがステキに蘇るかもしれませんよ。

モノ別処分方法

衣類:買い取りに出すタイミングに注意

衣類はまず買い取りしてもらうことを前提に着るもの、着ないものを仕分けしましょう。

ただ、買取ショップに持っていくタイミングがあります。

持ち込む依頼が季節の終わりのものだととても安くなるか、または買い取ってもらえません。ショップ側も季節に合ったものを売りたいわけですから。

だから衣替えをした時に季節の終わりにしまうモノから選別するより、これからの季節用に出したものの中から”これは今年着ないだろうな”と思うものを持っていきましょう。

メーカーによっては着なくなったものを引き取ってくれるところもあるので、買物に行った時に聞いてみるのも手です。

捨てるより、10円でも20円でもいいから買い取ってもらい、誰かに来てもらうか、再生して新たな素材になるか、それでもダメなら端切れとして使われるか・・蘇ってほしいですね。

電化製品:何年製?が決め手

電化製品は基本的に壊れるまで使いますが、引越しなどどうしてもやむを得ない事情がある場合は手放すしかありません。

そんな時はやはり買い取りショップです。複数ある場合は重いものを持っていかなくてもお店に連絡すれば無料で査定に来てくれたりします。必ず事前に問い合わせてみましょう。

ただ、どんなに使っていなくてきれいでも電化製品の場合、2年前のモノからしか買い取りしてくれないところがほとんどです。中には別の記事でも書いたようにどんなガラクタでも引き取ってくれるところもあるので、これも事前に確認したほうがよいでしょう。

これは処分とは相反する情報ですが、2年前のモノしか扱っていないということがわかると買い手側にしてみればかなり掘り出し物があるということです。

私自身、両親がもはや実家での二人暮らしが無理で私の近くに引っ越してきた時(急だったため、スーツケース一つでやってきた)、全ての電化製品をリサイクルショップで揃えてとても助かった経験があります。よいリサイクル(蘇らせる方法)だったと思います。

本:まさかのバーコードなし!

BOOKOFFなど本の買取業者専門のところではたいがい1冊からでも買い取ってくれます。

ただし、実家に眠る古~い本たちでバーコードが付いていないものは対象外です。(そんな化石のような本たちが山ほどあったんです!)

専門書は買い取りの大手チェーン店より、個人でやっている古本屋を訪ねてみて下さい。

ちなみに私は実家に眠っていたたいそうりっぱな世界文学全集と日本文学全集は某病院の入院患者病棟の休憩室に置いてもらうことができました。寄付、寄贈という方法です。

送料はかかりましたが、りっぱに蘇って入院患者さんたちのお役に少しでも役にたっているのかな・・と思えてハッピーです。

また本だけではなく雑誌類、旅行本なども買い取ってくれる場合があるので、とにかく持っていってみましょう。

貴金属類:蘇った輝き!

ウチには大した貴金属類はないから・・なんて思っていませんか?

探してみると結構あるものです。

昔は社会のステータス=石の大きさと言わんばかりに大きな宝石の付いた指輪や、肩が凝りそうに大きなネックレス。今や化石となってタンスに眠っていませんか。

貴金属は場所は取らないと言ってもそれなりに占領してるはず。

そんな時は思い切ってリフオームか買取に出しましょう。

リフォーム

リフォーム代が高いでしょ!と二の足を踏んでるあなた!

10個要らないアクセサリーを持ってるより、1個のお気に入りを持って頻繁に付ける方がどれだけいいことか。ものは考えようです。

ただ、どこにリフォームを頼めばいいのやら・・

そんな時はリフォーム専門店より自分が気に入ったアクセサリー屋さんにまず聞いてみてください。私も最初は信頼できる(と思っていた)デパートの貴金属売り場やブランドショップにそれとなく聞いてみました、がど~もピンとこない。

どんなデザインにリフォームしたいかご希望のデザインがあれば・・って言われても私はジュエリーデザイナーじゃないからそんなセンスないし・・と決めかねていました。。(この状態で一体何年経過したことか)。

そんな時、ふと足を止めたくなったアクセサリーショップがありました。今どきのオシャレなピアスやペンダント。思わず中に入って眺めていてたところにお店の方が来られたので、”母の古いアクセサリーもこんなオシャレなデザインだと身に付ける気がするんですが・・”と本音。

すると”一度お持ちになってみて下さい。リフォームできるものはします”とのお返事。

そうなんです!意外なところでできたんです。

ですからお店の感じや並べられている商品がオシャレだなぁと思ったら思い切ってリフォームをやっているかどうか聞いてみて下さい。

リフォームの場合、どんな風にアレンジしたいかイメージを求められますが、もしお店に気に入ったものがあれば”こんな感じに”と具体的なイメージを伝えることができます。

1個だけ持ち込むのではなく、不要なモノ全てを見せて相談すると意外な組み合わせを提案されることもあります。場合によってはお店で買い取ってくれたり。中には磨いてチェーンを変えただけで見違えるように変身したものもありました。

今や人気がなくなったブローチたちもちょっとしたアタッチメントを買うだけで帯留めやペンダントヘッドに変身したりする場合もあります。

お気に入りにリフォームされたアクサセリーを付けると気分まで一新。

今すぐ眠っているアクセサリーを見直してみては?きっといいことが待ってます。

買取に出す

リフォームをあれこれ考えたけどやっぱりどうしても要らないという場合は思い切って買取専門業者へ行きましょう。

昔買う時は高かった宝石も実は買取時には人気がありません。石にはほとんど値が付かないと言ってもいいくらい(だから石の部分はリフォームをおすすめ)。値段が付くのは金属の部分です。プラチナ、18金、シルバーなどは重さで相場価格がつきます。

そして少なくとも2店舗は訪ねて査定をしてもらうことをオススメします。私の場合、買取りだけの業者に見積もってもらった場合とリフォームを頼んだお店の人を通して見積もりしてもらった場合とではなんと10万近くの差がありました。

どうせ今まで何年も眠っていたんですから、急がず慎重に。

着物:日の目を見る?

娘の高校の入学式以来袖を通してない・・いや中学だったかしら・・ん?もしかして七五三?

節目節目で着ようと思っていてもついつい面倒だったり、時代の流れがあったり、いつの間にか”タンスのこやし”になっていませんか?(こやしって今の人は知らないだろうなぁ)

嫁入り道具で持たされたいい着物だから、買った時は高かったからきっと高くで買い取ってもらえるに違いないと思っているかもしれませんが、残念!

買い取り価格はホントに悲しくなるくらいタダ同然と思って下さい。

電車に乗って買取りショップに行ったとしたら、電車賃も出るか出ないか。市町村をまたぐようだとおそらく足が出るでしょう。

それならいっそのこと、リメイクするかリメイク専門店に寄付して上手に使ってもらうというのはどうでしょう。

あなたのお気に入りの傘やバッグに変身するかもです。

参考サイト:カナタツ商店 https://ct6.jp/?gclid=CjwKCAjw8MD7BRArEiwAGZsrBdFzrd11nwSJ_jGIsoSV9-oYJgq_Ol_2Z_lU_Gr6sJJt0COIp3wBgBoCOkoQAvD_BwE

参考サイト:着物傘あきざくら https://akizakura.net/

まとめ

1.衣類
   ・これからの季節のものをリサイクルショップへ
   ・メーカーで引き取ってくれる場合もある
2.電化製品
   ・2年以内のものしか受け付けないところもある
3.本
   ・買取依頼はバーコードが付いているかを確認
   ・公共施設への寄付もあり
4.貴金属
   ・リフォームショップはお気に入りのお店を探そう
   ・買取は少なくとも2件まわろう
5.着物
   ・買取りはほとんど値段がつかない
   ・リメイクや寄付という方法もあり

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