不用品をネットで売る：ヤフオク、メルカリ、あなたはどっち？（初心者向け）

家の中をさっぱりしたい。不要なものを処分したい。そんな時、ヤフオク、メルカリなどネットで売るのがよさそうだけどやり方がよくわからない、面倒くさそう・・と思ってなかなか始められない方。まずはざっくりと特徴を知って一歩踏み出してみませんか？やり始めると意外と簡単です。

ヤフオクとメルカリの特徴

ヤフオクは文字通りYahooが運営するオークションサイト。オークションなので価格を設定して出品すると購入希望者が入札し、最高値を付けた人が落札して買うことができます。

入札者が複数いた場合は価格が上がっていき、一番高く値を付けた人のモノになります。出品の期限が設定されているので、締切期限を過ぎてもし入札者が一人だった場合は価格を競り合うことなく落札します。

逆に入札者が誰もいなかった場合、オークションでの出品はそこで終わりになり、もし続けたい場合は再度出品しなくてはなりません。

メルカリは価格で競り合うことのないフリマアプリ、いわゆる”早いもの勝ち”で購入できるサイトです。

出品価格に納得できればすぐに購入でき、その時点で他の希望者は購入できなくなります。

逆に”もう少し安ければ購入したいのに”という場合、値下げ交渉をすることができ、出品者との合意が成立すればその価格での購入可です。ヤフオクでも値下げ交渉することはできますが、人気商品の場合は高い値段を提示した人のものになるので少し状況が異なります。

ヤフオクのような期限はないので、もし売れなくてもそのままネット市場に出しておくことができ、時間が経ってももし誰かの目に留まれば忘れたころに売れる場合もあります。

つまり、時間はかかってもいいからなるべく高く売りたい場合はヤフオク、値段よりも早く手放したい、誰かに使ってもらえればよいと思うのならメルカリをオススメします。

一般的にヤフオクのユーザーの方が少し年齢が高めで男性が多く、メルカリは20代、30代の女性のユーザーが多いと言われているようですが、私が今まで両方を利用した感じではそれによる影響を感じたことはないです。

登録と手数料

いずれも登録が必要。

ヤフオクを始めるにはまずYahoo JapanのIDの取得が必要。その後、支払いのためのYahooウォレットの登録も必要。メルカリはアプリを入れてスマホで登録ができ、私の個人的な印象ではメルカリの方が簡単な感じです。

取り引きが成立した時の手数料はヤフオク、メルカリともに10%。ヤフオクの場合、プレミアム会員なら手数料8.8%とメルカリより少しお得。でも、プレミアム会員の月会費がかかっていることを考えると私は大差ないように思います。それにヤフオクだけのためにプレミアム会員になるのはちょっと面倒だし・・

ヤフオクにもメルカリのようにフリマ形式で出品できる方法もあるようですが、それならメルカリでいいんじゃない？というのが私の個人的意見です。

まず買ってみよう！

どんなものなのか知るにはまず自分が買い手になることが一番の近道。実際に買ってみなくても買う一歩手前まで経験すれば感じがわかります。

まずは自分が売りたいと思うものを探してみて下さい。そして・・

• いくらくらいで売られているか
• 新しさ、古さ、キズ、汚れの状態はどうか
• 写真はよくわかるように取れているか
• 商品の説明はわかりやすいか
• 送料は出品者負担か、買い手負担か
• 発送はすぐしてもらえるのか

などなど買い手側になってみるとどういう情報が欲しいかがよくわかるでしょう。

ここまでなら実際に買わなくてもわかる情報。でも実際に買ってみるとさらにわかることがあります。それは出品者とのやりとりです。

• 購入が決まったらすぐに出品者からコメントが来たか
• 発送がいつごろになるかの連絡が来たか

など出品者が誠意ある人かどうかなどがわかります。

現在はヤフオクもメルカリも自動でメッセージのやりとりが行われるので、本当に面倒くさいと思っている方も自分の言葉でやりとりしなくても取引は成立します。でも必要最低限のやりとりをする方が礼儀でしょう。

例えば：”お買い上げいただきありがとうございました”、”明日発送いたしますのでしばらくお待ち下さい”・・などです。

買う側になってみれば、買うことにしたのに相手から何も言ってこないとちゃんと伝わってるのかなぁと心配になりませんか。その気持ちがわかれば実際、自分が売る側になる時に大いに役立ちます。

また実際に商品が届いた時には、

• 出品された状態（写真や説明の文章）と違いはなかったか
• 梱包は丁寧だったか

などを確かめることができます。

まとめ

ヤフオク

• 時間がかかってもある程度の値段で売りたい場合はオススメ
• オークション形式なので入札者が複数いれば出品価格より高くなる場合がある
• 登録はYahooのIDから取得しなければならないので少し面倒
• 期限内に売れなければ再出品しなければならない

メルカリ

• 値段よりも早く処分したい場合はオススメ
• 値下げ交渉があるので出品価格より安く手放すことになる場合がある
• 登録はアプリを入れて必要事項を入力するだけ。スマホでも簡単にできる
• 売れるまで出品しつづけることができる

個人的に

全くの主観ですが、私はこんな風に使い分けてます。

• 比較的新しく、市場に出回っていて値段がわかるもの→ヤフオク（新品に近ければ近いほど高く売れる場合があります）
• アンティークで価値はありそうだけどいくらかわからない→ヤフオク（自身で思っている以上に価値があって高く売れる場合があります）
• 衣類や服飾小物、雑貨→メルカリ（値段に期待するより早く処分したいもの）
• 書籍→メルカリ（ランキングに入っているものは高く売れるし、そうでないものも面倒でなければブックオフなどに持っていくより少しだけ高く売れます。）

慣れるまでには何度か失敗もあるでしょうが、とにかくまずは始めてみませんか。次の記事で写真の撮り方を書きますね。